飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

車とわたしのペース

去年から始めた車の運転。

 

なんとか順調に進み

最近ついに!

付き添い無しに昇格です。

 

昨日はドライブがてら

ちょっと離れたショッピングモールまで

ひとりで行ってきました。

 

その道中ラジオから流れる

お気に入りソングを歌ったり

走りながら全体の流れに乗ってる感じを

楽しんだりしていました。

 

わたしの運転には

いくつか特徴がありますが

全体的にスローです。

 

その理由の大半は未熟で

経験が少ないことから来ているので

時が解決してくれると

本人は呑気に思っているのですが

ベテラン・ドライバーの夫からすると

黙っていられないらしいのです。

 

そのためあれやこれやと

アドバイスなどが頻繁に飛び交い

せっかく楽しく運転していても

すぐに中断されてしまうのが常なので

今回はそれがなく

おかげでおもいっきりドライブ自体を

満喫できました。

 

ところで初心者のころ

ペーパードライバー向けの本を

何冊か読んだのですが

その中に

"速度は徐々に上げるのがいい"

みたいなことを書いてる方がいました。

 

これはとても心に残ったので

なんとなくずっとそう在るように

いつも心がけていたポイントです。

 

ただ今まではよくわからないまま

"そうするといいらしい"と

とにかく真似している域でした。

 

そういうのって

生きているとありますよね。

 

瞑想もそうですが

"まずは形をなぞる"ので精一杯な時期。

 

それが昨日は違いました。

 

最初は今までと同じ感じでしたが

途中から次第にかわり始めました。

 

それは全体に流れる

穏やかな空気があったからだと思います。

 

東の空には午前中のお日様が

キラキラと上り

青い中に白い雲があちこちと漂っていて

町行く車もどこか"おやすみモード"。

 

その中をなんの約束も制限もなく

自由な気持ちだけで

すいすいと車を走らせている。

 

すると走るほどに

大地や空と繋がっているなぁと思い

他の車や周囲とも

調和してるなぁと感じるようになりました。

 

そして

信号で発進するごとに

徐々に上がるスピードと

穏やかに楽しむ気持ちが

ピタッとフィットする瞬間が出てきました。

 

それがなんとも心地よく

あぁ これはいいなぁと

運転を始めてから

初めて感じました。

 

二車線ある道路の左側で

他の車にちょこちょこ追い抜かれ

あるいは

ちょこちょこ前に入られながら。

 

人によっては

もっと出せ!と

言う人もいるかもしれません。

 

それでも

わたしはこのペースが丁度いいなぁと。

 

そういられることが

気持ちいいなぁと思ったんですね。

 

それまでは

"ただ必要"で

"ただ便利"だから

運転してました。

 

緊張しながら。

 

こわがりながら。

 

必要だから。

 

馴れないといけないから。

 

それがまさか

心から楽しめるようになるなんて。

 

人生って

本当にすばらしいことが

たくさんおこるものですね。

 

あんなにこわかったのに。

 

あんなにドキドキして

くたびれてばかりいたのに。

 

心なしか車とも

グッと仲良くなれた気がしましたし

帰宅してからも

ずっとルンルンが止まりませんでした。

 

特別なことは

それ以外何もなかったのですが

わたしにとっては

本当に素敵なお休みになりました♪

 

今日は日記になってしまいました。

 

それでも楽しい気持ちが

みなさんに伝わればうれしいです。