飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

地に足をつけて 

今日は曇りで

湿度は高いのですが

涼しく優しい風が

そよそよと吹いています。

 

最近

よく目にしたり

耳にしたりするのが

「地に足のついた」や

「グラウンディング」です。

 

この文言を見た当初

スピ好きに対する警句かなと

思っていたのですが

どうもそうでもなく

社会全体に対して

伝えられているメッセージのように

思いました。

 

というのも

最近記載した記事でも

少し触れたのですが

起きていることに対して

「なんで?」

と感じるような情報が

メディアを通じて取り上げられ

大々的に流れますと

それに対する

分析や傾向

場合によっては

その対策も

取り上げられたりします。

 

そうしたものを見た人が

安心したり

納得したり

満足できれば

それでいいのですが

どうも「そうでもない」場合も

あります。

 

これはとても

不思議なことです。

 

「知りたい」と思って

見たのなら

「見た」ことで

「知った」ことで

「満足できるはず」なのに

見たことで

知ったことで

「かえって不満や不安が募る」なんて

「もっと知らなくちゃ」と感じるなんて

「なんかおかしいぞ」と思うのです。

 

それについて

感じたことは

なんでもかんでも

「納得したい」

「腑に落ちたい」

と思うのは

ある種の「魔が差した状態」に近いのかな

ということです。

 

「魔が差した状態」ですから

「本来の自分ではない」んですね。

 

起きたことを

「知って」も

何も満足できず

かえって不安になったり

不満を感じるのは

傷ついたり

おびえたり

動揺しているわけです。

 

それなのに

なぜかそういう「弱った自分」は

サッとマントに隠してしまって

代わりに

「わたしを

 納得させなさいよ!」

とある種「強気な仮面」をかぶって

不満だったり

怒りだったり

正義感だったり

原因究明だったりと

外側へ外側へと向かう

エネルギーとして

「表に出して」

本音を誤魔化しながら

「もっともっと」と

情報を追ってしまっているとも言えます。

 

これは

逃避というか

「本筋からズレている」状態で

「視点のすり替え」です。

 

エネルギーが荒い方が

ある意味で

「わかりやすい」ので

自分でも拾いやすいようです。

 

ぼんやりしていると

その荒いエネルギーが

「自分自身」だったり

「本音」に思えるかもしれませんが

違いますから要注意です。

 

本当に大切なこと

芯となることは

その内側にある

「本筋の自分」や

本筋の自分から

「ズレている」と自覚できる

「視点」です。

 

そして

本当にフォーカスすべきは

「そんな状態だけど

 自分はどう生きたいの?」です。

 

そこで大切になるのが

冒頭に出てきた

「地に足をつける」ですね。

 

「頭だけで考える」と

多くのことは「うまくいきません」

 

頭は使わず

シンプルに「体」を使って

正確にいうと

「足と手を使って」

できることをしましょう。

 

運動。

 

掃除。

 

土いじり。

 

散歩。

 

近くに

気持ちのいい

山や砂浜

高い丘なんかがある人は

そこへいって

裸足で歩き回るのもいいですね。

 

どれも難しい人

どれも面倒な人には

深呼吸しながらの

スワイショウも

おススメです。

 

「地に足がついてる」のは

端的に言えば

植物のように

「ドッシリと根を張った自分」

 

グラグラと

揺れやすい時ほど

単純な

肉体作業を取り入れることが

大切になります。

 

「心は開き

 頭は無の状態」で過ごす時間を

毎日の中で

意図的に取り入れてみると

溜まっていた何かが

外に排出されて

スッキリするのが

ハッキリわかりますよ。

 

わたしの尊敬する方が

「心を開いている方が

 もしちょっと違うなと

 感じることが起きても

 そのまま流すことができる」

と言われました。

 

そのとおりだと

わたしも思います。

 

こだわりのない

開かれた心であれば

障壁はどこにもありませんから

異なるものが通っても

引っかかることなく

そのままスッと

通り過ぎるだけです。

 

心を閉じるから

そこに障壁ができ

引っかかるんですね。

 

そして

自分の動揺や

焦りの「きっかけ」を

ちゃんと見極め

「自分を整えること」も

大切です。

 

これはつまり

「外側に変わること」を

要求したり

期待したりするよりも

「自分ができること」をして

「サッと”自分が”変わる」ことで

「環境を含めて整える」

ということです。

 

動揺や

焦りまでいかずとも

日々の中の

ちょっとしたストレス

「いやだな~」と思うこと

「苦手~」と思うことがあるなら

ちょっと変えたり

ちょっと工夫したりすることで

あっさり解決したり

サッパリできることは

結構ありますからね。

 

放っておくのも自分。

 

変えるのも自分です。

 

また

情報を知るにしても

「俯瞰した目で眺める」と

ちゃんと決めておくのも

一つの手かなと思いました。

 

誰もが

世界の中に生きています。

 

お蔭で

素晴らしいニュース

素敵な景色

思わぬ喜びも

受け取ることができます。

 

そうした恩恵や豊かさを

より一層充実させ

「自分がどう生きたいのか?」について

「素直に自分を出せるか」や

「腰の据わった自分でいられるか」が

これからは

本当に重要になるのかなと

思いました。

 

今 お日様が顔を出し

西日が射しこんできましたよ。

 

「夏は夕暮れ」

ですかね。

 

今回は

「地に足をつける」について

記事にしました。

 

何か少しでも

楽しんでいただけましたら

幸いです☆