飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

わたしの町の ある日の風景

今日は

お医者さんにお世話になりました。

 

ささいなことで

1回の処置で

もうすっかりよくなりました。

 

時間にして

数分の処置です。

 

お蔭様で

すっかり楽になり

助かりました。

 

こうして

わたしのように

名もない市民でも

自分の意志で

すぐお医者様に

処置していただけるなんて。

 

こういうことも

「豊かさ」の一つですよね。

 

本当にありがたいと

つくづく思います。

 

ところで

先生は

女性で

とても細身な方です。

 

ご高齢とお見受けしますが

背筋がピンと伸びて

凛とした印象を受けます。

 

話し方にも

無駄がなく

シンプルでわかりやすいのです。

 

背筋に

その人の生き様が

出るように感じるのは

不思議なものですね。

 

その病院は

ビルの中に

そっとある病院で

患者さんは

わたしの後は

誰もいませんでした。

 

わたしが

初めてお世話になったのは

もう何年も前のことで

よく通る道沿いにあるので

必要に迫られたとき

検索することもなく

門をくぐりました。

 

当時とは

違う理由ですが

その時の

通院は1回だけ

初診だけです。

 

今回もこれで

当面通う予定はありません。

 

次回お世話になる時

先生いて下さるかなと

ふと思いました。

 

今回の処置も

「はいはい」と

ササっと見て

スッと処置されて

「はいおしまいね~」

という感じで

去って行かれました。

 

細身の方ですが

その佇まいの

ドッシリとした安心感は

その方の過ごしてこられた

時間によって編み出されたもので

それは

その方の存在によってのみ

そこにあるものです。

 

技術の継承というのは

様々な分野で

行われるので

一見途切れそうに見えても

どこかできっと

継がれていくのでしょうが

その病院に関していえば

先生の代までのようで

なんともいえない気持ちになりました。

 

そっとある

その病院に

「お世話にならない」のが

何よりなんですけれどね。

 

わたしの町の

「今日の風景」でした。

 

それでは

素敵は夜と朝をお過ごしくださいね☆