飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

熊野へのひとり旅(2024年冬)③ 熊野本宮大社から川湯温泉へゴー!

前回は新宮駅から

熊野本宮大社の長い階段のところまでを

ご紹介しました。

 

cocokara2018.hatenablog.com

 

今回はいよいよ最初の目的地

「熊野本宮大社の階段」を上ったところから

始めますね。

 

名古屋を出て約5時間

本宮大社に着いた時点で

昼の13時過ぎ。

 

穏やかな昼下がりのお社で

ヒーヒー言いながら登った階段脇にある

手水舎で身を清めますと

正面に立派な茅葺の門が。

 

12月下旬のお参りでしたから

門の前にはすでに立派な門松がありました。

 

年の瀬ですねぇ。

 

それより手前には

右手に授与所。

 

多くの参拝客が

賑やかにお守りやお札など求めている姿は

本当に楽しそうでホッコリします。

 

そんな方々を避けつつ

改めて茅葺の門を眺めると

感慨深くてジーンときます。

 

ついにここまで来たなぁ。

 

では いざ門をくぐります。

 

こちらのお社は三つのお社が

横に並んでいて

そこに4柱の神様が祀られています。

 

門の中に入りますと

未熟なわたしでも

そうと感じられるほど

温かくまろく

フワっと柔らかく包み込まれるような

安心感でいっぱいになる空間が広がっていました。

 

実は 出発した朝の時点では

一面曇り空でした。

 

「THE 曇天」です。

 

それが

電車が和歌山に差し掛かる頃から

少しずつ青空が見えて

晴れ間からお日様が差すようになりました。

 

そしてここ

熊野本宮大社についたときには

すっかり一面の青空だったんです!

 

澄み渡った青空の下で

大好きな神様にお会いできたことが

ただ ただうれしくて。

 

うれし涙がこみあげました。

 

来てよかった。

 

心からそう思う瞬間です。

 

ただでさえ大好きな神様ですから。

 

ロケーションまでそろえば

これはもう 幸せの絶頂です!

 

ここに来ると

ずっとここにいたい!と

思います。

 

今回もそうでした。

 

ここにベンチがあったなら

ずっと座っていると思います。

 

地べたでもいい。

 

許されるなら

座ってボーっとしていたい。

 

そういう空間です。

 

わたしの参拝は

二礼二拍手した後

祝詞を小声で奏上します。

 

それから心の中で

名前を名乗り

初めてであれば住所

いつもお世話になっている神様のお名前をお伝えし

どうしてここに来たのか

などをお話します。

 

二度目以降の場合は

祝詞を奏上した後

心の中で名乗り

以前にお願いごとをしていれば

まずはそのお礼を

それから近況報告をし

お願いしたいことがあれば

そのことについて

細かくお話します。

 

わたしもいつかは

神様と直接コンタクトが取れたら

と思っていますので

そうしたことも

もちろんお伝えします。

 

うれしく楽しい気持ちばかりではなく

悩み事や悲しみごとなど

なんでも打ち明けます。

 

人には話しませんが

その分 神様にはなんでもお話します。

 

人には人の領分がありますが

わたしにとって

ほんとうに困っていること程

人には言いにくいのです。

 

相手の負担になったり

相手に何か気を遣わせたりするのが

どうしても抵抗があるためですが

そうすると自分の内側に溜まるばかりだったりもします。

 

それを気兼ねなく話せるのが

神様であり

仏様だと

わたしは思っています。

 

お願したことが

なんでもかんでも

解決する ということではありません。

 

中には自分の選んだ道として

味わう必要のあることもあります。

 

神様はそうしたことを

全て見通したうえで

わたしが願ったこと

助けてほしいとお願いしたことについて

してもいいとなれば

そのように

しかも思い寄らない形で

叶えてくださることもあります。

 

わたしにとっては

まず打ち明けられること自体が

何よりの幸せで

何よりうれしいことです。

 

しかもお話するとき

神様には

人に対するように

何かをはばかる必要がありません。

 

素直に

飾らずに

いいところも

そうでない気持ちも

そのままでお話します。

 

恰好悪い自分

卑怯な自分

弱い自分も

神様はすべてお見通しですから

それを踏まえた上で

自分なりの願いをお話するとき

不思議と一人では浮かばないような

明るい見通しや思いが浮かんできたりします。

 

そうすると

それは神様の後押しであり

支えてくださっている証に思えて

うれしくて仕方がないのです。

 

これらのことは

心の中ですが

ずっとお話しますので

賽銭箱の前からは一旦離れ

脇に寄ったりします。

 

そして最後に

おみくじを引くので

お願いごとに関してのアドバイスを

わかりやすい形で教えてください

ともお伝えします。

 

最後に二拍手し

一礼して門を出ます。

 

こんな感じで

一人で百面相をしながら

大満足でお参りを終えると

次に気になるのはお土産です。

 

本宮大社のお参りを終えて

階段を下りると右手におしゃれな建物が見えます。

 

こちらの建物には

数件の土産物店が入っているのですが

中でもお伝えしたいのが

「とりいの店」

 

toriinomise.com

 

こちらのお店は熊野本宮大社を中心としたエリアで

「当日の荷物運搬」を行ってくれるお店です。

 

事前予約が必須で

1週間前までに とのこと。

 

古道歩きをしたい人はもちろんのこと

散策したい人にとっても

宿泊用の大きな荷物は負担ですよね。

 

かといって熊野本宮大社以外では

駅まで戻らないとコインロッカーはありませんし

そのためだけに熊野本宮大社でバスを降りる

というのも腑に落ちなかったりします。

 

そんな時 頼りになるのが

こちらのお店です。

 

事前に予約しておけば

朝宿を出る際に荷物をフロントに預けるだけ。

 

あとはご自分が指定した宿で

受け取り可能です。

 

ただし こちらのお店は個人店です。

 

荷物の受付状況などは

随時ホームページと共に

電話で直接確認してくださいね。

 

 

この建物から

さらに進右手に進むと

そこにも大きな土産物店と駐車場

お手洗いがあります。

 

お土産を探したい方や

ちょっと休憩されたい方は

この辺りで探されるといいかなと思います。

 

土産物は和歌山らしく

梅やみかん まぐろを使った商品が

目立ちます。

 

わたしは次に向かう

「川湯温泉」行きのバスの時間を考えつつ

大鳥居に行ければ行ってから

戻ってきて

それからお土産を買うのが常です。

 

今回はバスの時間が迫っていたため

大鳥居へは行かずに

「川湯温泉」へ。

 

旅先では是非温泉に浸かりたい♪

 

そういう意味では

本宮大社付近は

「川湯温泉」

「渡良瀬温泉」

「湯の峰温泉」と

まさに温泉の宝庫なんです。

 

中でも「川湯温泉」は

和歌山県の冬の風物詩

川に自然発生する

「仙人風呂」が湧くエリアとしても有名。

www.hongu.jp

 

冬にこの辺りを訪れる方は

ぜひ「仙人風呂」のある

「川湯温泉」で一泊されてみては

いかがでしょうか?

 

川湯温泉へ向かう場合

フリーきっぷの対象になる「龍神バス」の

「熊野本宮線」に乗って向かいます。

 

www.ryujinbus.com

 

移動時間は

約10分ほど。

 

ちなみに「熊野御坊南海バス」にも

川湯温泉を通る路線自体はあります。

 

ただ、午後になると

熊野本宮大社から川湯温泉へ向かう便は

ありません。

 

旅先の移動ではスマホ検索が頼りになりますが

バス会社名を知らなかったり

間違えていると

行けるはずの場所なのに

出てこなかったりして焦る羽目になることも。

 

午後に熊野本宮大社から

川湯温泉

渡良瀬温泉

湯の峰温泉に向かう際は

しっかり「龍神バス」の

「熊野本宮線」として

検索してくださいね。

 

ちなみに 龍神バスは

午後は1時間に1本

夕方の16時代までの運行。

 

お参りしていると

あっと言う間に時間が経ちます。

 

バスを乗り過ごさないように

時間配分は慎重に。