飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

懐かしのウリ

昨日から

風が変わったようで

秋の気配が

少しずつにじむように

お昼間でも

日陰にいると

涼やかな風を感じました。

 

天気予報でも

「秋雨前線が」

という言葉が聞かれたり

お店の商品が

ハロウィン向けだったりと

意識の上でも

季節が進んでいるんだなぁと

思います。

 

今朝は

散歩道の木の先に

コロコロと丸い実がなっているのを

見つけました。

 

数カ月もすれば

かわいい帽子をかぶった

ドングリに♪

 

町中の街路樹なので

こういう発見は

いつ見ても

うれしいものですね。

 

さて

みなさんにとって

懐かしい味って

どんな味でしょうか?

 

わたしにとって

懐かしい味の一つに

「まくわ(真桑)ウリ」があります。

 

聞いたことありますでしょうか?

 

地域によっては

見た目をとって

簡単に「黄ウリ」とも

呼ぶようです。

 

調べたところ

縄文時代から食べられていて

プリンスメロンの元祖だとか。

 

片手で持っても

軽いと思うほど小ぶりな実で

子どもでもサクっと簡単に

切り分けることができます。

 

皮はキレイな

カナリア・イエロー

実は真っ白で

中央には小さな種が

みっしりと並んでいます。

 

熟れたものは

皮からうっすらと

甘い香りがしますので

香りがしたら

皮をむいて種を取り

切り分けて食べます。

 

このウリは

父の好物なのか

夏になると

時々食卓に並んでいました。

 

ウリの甘味は

熟れていても淡いので

必ず塩が振ってありました。

 

その塩っけと

やさしい甘味

サクっとした食感は

本当に優しい味です。

 

もう何年も口にしたことが

なかったのを

今年になってふと思い出し

口にしました。

 

きっと今までも

店頭に並んでいたけれど

ずっと見落としていたんでしょうね。

 

久しぶりに食べると

本当に素朴な味です。

 

塩を振るわないと

甘味を感じられないような

淡い甘さや

サクッとした歯ごたえ。

 

どれも

「メロン」ではなく

間違いなく「ウリ」で

その素朴さが

すごく気に入りました。

 

季節の贈り物って

本当にいいものですね。

 

それでは

どなた様も

素敵な夜と朝を

お過ごしくださいね☆