飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

夏至の前に 自分を深く振り返る

日が長くなりましたね~。

 

「夏至が近いのだなぁ」

と感じる瞬間です。

 

夏至や冬至

春分や秋分は

エネルギーの転換点として

毎回注目される節目なんですよね。

 

さて

今日は久しぶりに

自分を深く振り返りました。

 

タイミングとして

土星の逆行に入りましたので

自分の根っこにある

苦手意識や克服すべき課題など

見直すにはちょうどいい時期でもあります。

 

すると

ここでもまた発見がありました。

 

しかも割と根が深く

大きなものでした。

 

その中で見つけた

「小さな自分」は

まだ傷ついていて

その頃の気持ちを

しっかり握りしめていました。

 

ところで

わたしは若いころ

内面の傷というものは

「いずれ自然に治るだろう」と

放置していました。

 

ところが

大人になり

心理学やスピリチュアルを学ぶと

「自然に癒えるものばかりではない」

と知ることになります。

 

そこで

自分から傷と向き合い

認め

受け容れて

手放すことを

何度もしてきましたし

そうしたものは

「玉ねぎ状」をしているので

何度も根気よくめくるしかない

ということも知っています。

 

それにも関わらずですね

驚くのは

なぜなんでしょうか?

 

人というのは

思う以上に

自分に対して

非常に鈍感なところがあるのかもしれません。

 

特に

子どものころ感じた

思いの数々は

無垢であるためか

より圧縮率が高いようで

一見すると

「何もない」ように見えます。

 

ところが

一旦解凍されますと

驚くべきパワーと共に

「在る」のです。

 

そういうものを

わざわざ掘り起こし

自分で自分を見つけて

驚いたり

泣いたり

呆然としたりするのが

「自分を振り返る」作業です。

 

「なんでわざわざそんなこと」

という方もいらっしゃるでしょうし

そのままでいいと思う方は

それでいいと思うのですが

わたしの感覚としては

自分の内に「在る」ものを

「スルーし続ける」ことは

「体中のあちこちに

 好んで重しをつけ

 ずっと暮らすようなもの」と

思います。

 

わたしは

始めたばかりですが

できることなら「手ぶら」が

好きですし

辛抱は苦手ですから

「重しは外していきたい」ので

時間を見つけては

コツコツと

自分と向き合うようにしています。

 

ちなみに

「小さな自分」はたいてい

傷ついているばかりではなく

泣いたり

怒ったり

絶望したりしています。

 

この絶望は

「もう自分さえ

 わたしを見つけてくれないんじゃないか」

という方の絶望です。

 

つまり

「小さな自分」の傷とは

最初は

外側(誰か)から受けたものであっても

最終的には

「自分が自分を無視してきたこと」

「自分が自分を否定してきたこと」

「自分が自分を批判してきたこと」が

「何よりの傷となっている」と

わたしは感じます。

 

わたしがわたしにすることは

他の誰にされるよりも

大きな痛手なんですね。

 

それは

親にされるよりも

ずっとずっと根の深いものです。

 

悲しかった

 

悔しかった

 

傷ついた

 

自分がそう感じても

子どもだった自分は

「どうしてやればいいか」

わかりませんでした。

 

だから

ただオロオロするしかありませんでしたよね。

 

そしてそれは

結果として「放ったらかし」となりました。

 

でも

子どもにとっては

それは自然なことです。

 

けれども

年を重ね

時間を重ね

経験を重ねてきた自分は

もう違いますよね。

 

「その時」のことを

振り返ることで

当時の自分には

思いも及ばなかった視点も持っていますし

同時に

当時の自分がどれほど

そのことで傷つきながら

その思いを無理やり飲み込んできたかも

当時の自分が

大人ぶっていても

どれほど幼なかったかも

そして

「他にどうすることもできなかった」のも

よくわかるはずです。

 

その幼い自分を見て

初めて思うのです。

 

「わたしはこんなに

 一生懸命生きてきたじゃないの!」

 

うまくできなかったことも

傷つけたことも

あるいは

時に嘘をついたり

逃げたりしたことも

あります。

 

美しくなんて

ちっともないような

みにくいこと

ひどいことも

目の前にいる

幼い目をしながら

体だけが大人へとなりつつある

張り詰めた顔の自分を見ると

ただもう

愛おしくなるばかりです。

 

どんなことも

その善悪を超えて

その当時の自分なりの

「精一杯のこれしかない」

という選択だったことも

きっとよくわかります。

 

そんな自分を

ただ抱きしめて

「よく生きてきたね」以外

何が言えるでしょう。

 

そうしてそれがきっと

「小さな自分」にとって

最初に欲しかった一言だと

思うのです。

 

 

 

現在は冒頭でも触れましたとおり

夏至前ですから

「陽のエネルギー」が

一年で一番強い時期です。

 

今の時期は

「本当にやりたいことを

 アレコレとチャレンジする時期」

でもありますが

土星逆行中ですから

自分の中にある

埋もれた感情を掘り起こした後は

根っこまで本当の光が当たるように

お日様の明るい光を浴びて

散歩をするのがおススメです。

 

どんなに気持ちが乱れても

明るいお日様を浴びながら

テクテクと歩いて

きれいな青空や

緑の葉や季節の花

そこを飛び交うチョウチョを見ると

自然と内側に

澄んだエネルギーの満ちるのを感じます。

 

掘り起こした直後は

どんなにクヨクヨしかけていても

そうした明るい自然のエネルギーに触れることで

クヨクヨが軽い反発力というか

「こんにゃろー!」ともいうべき

パワーへと転換され

奥底からフツフツと

「自分を全肯定する力」へと

シフトチェンジしていくのがわかります。

 

そして

お日様に当たって

歩くほどに

まるでお日様のごとく

自分の内側で煌々と光輝く

明るいエネルギーとなり

「こんな自分でいいじゃないかー!」

と思わず叫びたくなるほど

力が溢れてきます。

 

日々の変化は

まるで円形の

インターチェンジのようです。

 

進んでいるつもりが

いつの間にかクルっと周り始め

それに気づいて

「あららら」と思っていると

そのまま更にクルっと回って

再び前へと進んだりします。

 

それは一見

二次元的な円形に見えながら

きちんと高さがそこに加わっていて

クルっと回り切った後の道は

その時の自分がトライしたものによって

上がったり下がったりするのでしょう。

 

できることなら

上がるほうの道を

進んでいきたいなぁと思います。

 

今回の記事を

少しでも楽しんでいただけたら

うれしいです。

 

それでは

素敵な夜と朝をお過ごしくださいね☆