飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

道具とのお別れ 気の利いた終わり方は「日ごろの感謝」で可能かもしれません

年末には必ず部屋中

拭いたり

掃いたりして

自分のできる範囲で

ちいさなところも含めて

きれいにするようにしているんですが

そういう時に

小さな声で

「いつもありがとう」と

声をかけるようにしています。

 

(家族がいるときは

 ほんとうに小さな声にします)

 

拭きながら

掃きながら

「いつもありがとう。

 本当に助かっているよ」

 

「いつもありがとう。

 おかげで安心して暮らせるよ」

 

そんな風に

ひっそり声をかけると

自分もうれしくなっちゃうし

きれいにもなるしで

いいことづくめなんです。

 

あと

年が明けたら

部屋中を回って

それぞれの部屋に

「あけましておめでとう!」

と言うようにもしています。

 

これは

はたから見たら

「変な人」とは思うのですが

部屋という空間や

そこにあるいろんな道具や

建物自体があることで

自分が本当に安心して

寝起きしたり

くつろいだりできるなぁと

日々感じるんですよね。

 

窓があるから

風の強い日も

安全に

外の様子がよくわかるし

壁や天井

床がしっかりしているから

重たいものでも

余裕でおくことができて

平行のまま保っていられますし

雨風や雪といった

天候の中でも

寒さや暑さから

守られて安心して過ごせます。

 

様々な道具は

「言うに及ばず」ですね。

 

そういう気持ちで

こちらが暮らしていると

少なからず

相手にも届くように思います。

 

もしかしたらなんですが

そのせいか

うちの家電や道具は

「気の利いた

 上手な壊れ方」をしてくれます。

 

先日使えなくなったコンセントは

朝食の支度をして

ひと段落ついて

落ち着いたころに

ふと見ると

電源が消えていて

使えなくなっていました。

 

もうしばらく使えなくても

大丈夫な時間帯でした。

 

それも

融通の利く場所の

コンセントだったおかげで

修理までの間も

他のコンセントから

延長コードを使うことで

いつもどおり調理することができました。

 

その修理も

本日無事に済んで

今ホッとしているところですが

当初可能性として考えられた

漏電や配線的なものの支障は一切無く

シンプルな交換だけで済んだそうで

「あぁ 上手に壊れてくれたんだな」

と思いました。

 

この他にも

去年 給湯器の一部が

故障したのですが

これもまた

本当に上手に使えなくなったんです。

 

夏の終わりがけのある日

浴槽の給水だけ

できなくなりました。

 

でも本当に幸いなことに

シャワーは

お湯も水も出て

使うことができました。

 

長い間

十分に大活躍してくれたため

給湯器自体の

買い替えとなったのですが

給湯器本体が手配できるまでの

10日間くらい

シャワーだけになったんですね。

 

けれども

暑い時期のことでしたから

そもそもシャワーだけの日も多く

特に不便を感じることもないまま

工事の日を迎えることができました。

 

その工事もうまい具合に

早めにしていただけて

この時も

「なんてうまい具合に

 やってくれたんだろう!」

と感謝したんですね。

 

形あるものは

いづれ「その時を迎える」のですが

使っている最中に

爆発したり

止まってしまうよりも

そっと静かに

その時を迎えてくれるほうが

ショックも小さくて済みますし

こちらとしても

その方がありがたいですよね。

 

せっかく自分の暮らしに

役立ってくれてきた道具たちですから

それが

どこの

なんであれ

できることなら

優しく見送ってあげると

いいのではと思います。

 

その様子も

見ていたり

感じていたりするのじゃないかなと

思うからです。

 

人と同じですね。

 

自分も

同じ言葉をかけられるなら

日ごろから

ちょっとしたタイミングで

温かい言葉や

優しい言葉をかけられる方が

断然やる気がでたり

うれしくなったりしますし

そういう相手には

終わる時も

できるだけ

気持ちよく終わらせたくなりますよね。

 

ちなみに

お掃除だけではなく

何気ない時に

感謝を込めた

笑顔のナデナデも

意外と効果があるように感じます。

 

今回の記事が

少しでもお役に立てたり

楽しんでいただけると幸いです。

 

それでは

素敵な夜と朝をお迎えください☆