飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

お写経と供養 自宅でひっそりできること

町中を歩いていると

桜やこぶし ミモザなど

春の花が咲いているのを見つけるようになりました。

 

この時期は

ついお花にばかりフォーカスしてしまいますが

実は木々の緑も成長の真っ最中です。

 

淡い緑色の若葉は

裏側が白っぽいので

まるでお花のように見えます。

 

グングンと天に向かって

まっすぐ伸びる若葉も

元気でいいなぁと思います。

 

まさにこの時期

そろそろ入学式を迎える

子どもたちのように

植物のまっすぐな成長エネルギーは

見ているだけで元気になります。

 

さて昨日は28日

お不動さんのご縁日でした。

 

お不動さんのご縁日には

護摩祈祷されるお寺さんが多く

わたしも時折見学しに行きます。

 

太鼓と読経

護摩壇の炎の力で

何やらサッパリしますので

興味のある方にはおすすめです。

 

(お不動さんの護摩祈祷は

お寺によるのかもしれませんが

わたしが知る範囲では

祈祷申込などせずとも

見学することができますので

ご興味のある方は

お近くのお寺にお問い合わせしてみてくださいね)

 

昨日見学しに行ったのは

実は別件が本題でした。

 

自宅で写経したものを

納経したかったのです。

 

なんでも

写経した用紙を

お寺の仏様にお供え(納経)すると

供養になるとか。

 

それを知ったのは

数年前のことでした。

 

桜井識子さんのブログに

このような記事がありました。

(当時の実際の記事とは異なりますが

内容は同じですので

参考までに掲載しますね。)

 

亡くなった人をあたたかく癒す供養 | 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

国籍・宗教を問わない写経供養とは | 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

こちらの記事を参考に

数年前から

自宅で写経をし

お寺に納めるようにしています。

 

今は多くの方が

ご実家の家族と会うことさえ

躊躇したりする機会が増えています。

 

そうなるとお墓参りや

仏壇に手を合わせる機会も

自ずと減ってしまうように思います。

 

そんな今

「自宅で誰でもできる供養がある」

というのは

ほんとうにありがたいことだと思いました。

 

手元に用意するのは

 

小筆

 

硯(すずり)

 

写経用紙

 

般若心経の書かれたお手本用紙

 

もし加えることができるなら

塗香

あるいはお香

 

これくらいです。

 

作法は

ネット上に参考例があると思いますので

そちらをいろいろ検索してみてください。

 

わたし個人は

口をゆすぎ

手を洗ってから

あとは静かに集中して

お写経するだけ。

 

一字はできる限り

大きくなり過ぎないよう

気をつけます

(理由は後述します)

 

お香があれば

お香をたくこともあります。

 

「静かに集中して」という部分に

意外とハードルを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんなときは

一日で完成できなくても

「毎日5分だけ」

とハードルを下げて

完成まで続けてみるのもいいですね。

 

私は

一日で書き上げる場合

約90分~2時間ほど。

 

般若心経は短い経文ですが

それでも集中していると

あっという間に時間は過ぎていきます。

 

慣れない墨と小筆のため

明らかに途中で「集中が切れた」とわかる筆跡も 笑

 

また字を間違うこともしばしばです。

 

人間だもの 笑

 

そうしたときは

サッと気を取り直して

間違った文字を二重線で消し

すぐ横のスペースに

正しく書き直して

そのまま続けます。

(この修正方法は識子さんの意見を元にしています。

多くの仏教宗派の作法とは異なりますので

そのあたりはご自身の感覚で判断をお願いします。)

 

ということを前提に

字は適度な大きさで書くことを

おススメします 笑

 

お写経の大きな特徴として

「途中で字を間違えても

紙は捨てず

字を修正して納める」

というルール?があるそうです。

 

これが友達などに送るメモなら

「ちょっとくらい間違っていても読めるでしょ?」

となったり

あるいは途中でやめて

新しい用紙に書き直したりと

「途中で放棄」してしまいたくなりますが

お写経の場合

「途中放棄」はNGのようです。

 

経文の1文字1文字は

「意味のある選ばれた文字の連なり」です。

 

それを書き手の都合で

勝手に取り換えることはできませんし

誤魔化しもききません。

 

誤字脱字のままの写経では

「効力」は発揮されないようなのです。

 

わたしは写経を嗜みや趣味ではなく

「功徳を届けるもの」として納経しますので

そのあたりは真剣に訂正します。

 

結果

見栄えは美しくありません。

 

もしかしたら

受け取るお寺の方は

「え?」となるくらい

修正していることもあるかもしれませんが

そこは気にしません。

 

「文字の連なりが正しくある」

ことが重要で

その点においては問題ありませんので

そのまま納経しています。

 

そして不思議なことですが

納経した後

仏様の前で手を合わせたり

護摩祈祷に参加したりすると

いつもとは違った感覚を受けます。

 

温かいものがブワ~と

胸の奥からこみ上げたり

泣けてきたりします。

 

神様のいる神社では

時折こういうことを経験するのですが

仏様の場合

普通に参拝しているときはあまりありませんので

そんな感覚を受けると

「あ 喜んでもらえたのかも♪」

とひっそり安心しています。

 

識子さんの記事では

「道の繋がっている仏さまにお供えする」

とありますが

わたしの感覚では

まだそれを判断するだけの自信はありません。

 

ですので

わたしの場合

古くからある大きくて有名なお寺や

護摩祈祷されている

ということを目安にしています。

 

「もっと詳しく知りたい!」

という方はぜひ識子さんのブログで

チェックしてみてくださいね!

(写経については

検索キーで写経として検索すると

見つけやすいと思います)

 

桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

今回はほんとうにささやかですが

お写経について

みなさんにシェアしてみました。

 

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは

どなた様も

素敵な春の1日をお過ごしください☆