「働ける」とは
なんとすばらしいことでしょう
この文章は
今現在置かれている状況によって
響くことも
響かないこともあると思います
わたしにとっては
いま過去にないくらい
響く文章です
というのは
若かったころを振り返って
「働く」とは
義務や権利ということ以上に
恩恵であったと感じるようになったからです
「働きたい」と思い
すんなりと働き始められるのは
幸せなことですね
そして
身近な人に生活を支えられていることも
同じく「大きな恩恵」なんだと
ふいに感じました
たとえば夫婦ですと
当初は互いが望んで結婚に至っても
月日が経つと
互いの存在が当たり前となり
「おはよう」や「おかえり」
「ありがとう」や「ごめんね」と言うときさえ
流れ作業の一部のように
形だけになっていることがあります
けれど
よく感じてみると
その奇跡的なことに驚かされます
自分とはまったく違う存在を
いつの間にか気にせずにいられることも
その人にも様々な変化が日々訪れながら
その中で自分と相手とが
つつがなく日々を送っていられることも
この上ない奇跡であるとともに
自分にとってかけがえのない安心感だったと思いました
人は誰でも
物理的には常に一人であると同時に
精神的には常に一人ではないと わたしは思っています
その中で巡り合う身近な存在について
知っていたようで
気づけなかったことがあると分かった時
その人の「命のキラメキ」というか
「輝きそのものの強さ」にハッとさせられました
そうしたことに気づくとき
自分の中にあった「こだわり」にも
気づかされます
目を閉じていたつもりはなくても
実際には「公平な目で見ようとしていなかった」
というほうが正確かもしれません
「自分にとって好ましい方向」ばかりに目を向けて
それ以外の方向を
同じように見る努力をしていませんでした
そして
相手と自分との性質がバラバラであることを
嘆いたり 自分好みに修正したりするよりも
そんな相手から与えられるものを
すんなり受け取って
サッと吸収するほうが
ずっと簡単でスムーズだと思いました
気づけて良かった
たった一人であっても
自分以外の誰かに対して
その人らしさ
その人そのものの輝きに
そのまま気づける瞬間は
美しい景色を見つけた瞬間と同じくらい
すばらしい贈り物ですね
そうした存在が
身近にいてくれることは
見ようによっては「地味な暮らし」であっても
なによりの宝物であると思います
そんな風に気づきを重ねることで
心の中の「幸せや愛情という袋」がパンパンに膨れた時
自然と相手に与えられる自分になれるのでしょう
その循環の中に
常に自分がいるとわかるのは
目を向ける先によって
今すぐできることと言えるのではないでしょうか？
この記事を読んでくださる
心温かいあなたなら
ますますそんな好循環の流れに
スムーズに乗っていけると思います
今の暮らし向きについて
「ない」ものに目を向けて
向上心を持つことも大切ですが
「ある」ものにも同じように目を向けてみると
思った以上に充実していることがわかるかもしれません
今日の記事が
必要な方の元に届きますように
