散歩をしていたら
頭上になにやらキラっと輝くものが目に入りました
立ち止まってよく見てみると
緑色のどんぐりです
朝日を浴びて
キラキラと輝くどんぐりが
あちこちの枝先にこんもりと成っています
紅葉もそうですが
どんぐりはまたちょっと別格で
「秋が深まってきたなぁ」と
朝からウキウキしました
この緑色が
茶色になり
しばらくすると
ツルンとしたかわいらしい姿で
道の上に落ちるんでしょうね
楽しみだなぁ
それは素敵な贈り物です
子どものころ
見つけるたびに拾っては
手のひらに握ったり
ポケットに入れたりして
遊んだことを思い出します
来週あたりから
気温も例年のような
秋らしい気温となるようですね
大活躍の半袖生活も
今年はそろそろおしまいのようです
さて
「時間はいつも
今から未来にむけて
同じ方向で進んでいるので
今現在していることは
この先の未来に影響を与えている」
と考える方は
多いのではないでしょうか
わたしもずっとそのように
思っていました
「過去は変えられなくても
未来は変えられるから」
と言うのを
読んだり見たり聞いたりしたこともありました
けれど
本当にそうでしょうか?
変えられるのは未来だけで
過去は何一つ
変わらないのでしょうか?
そんなこともないと
わたしは感じます
というのは
今この瞬間の心の方向というか
心の開き具合というのでしょうか
その度合いによって
一瞬一瞬
あらゆる時間の自分に影響を与えている
とするほうが
しっくりくるからです
色に例えると
「赤」で心が染まっているときと
「青」で心が染まっているときでは
「同じことを思う」としても
全体の雰囲気が色ごとに違うなと感じます
あるいは
明るくリズミカルな音楽で心が染まっているときと
ゆったりと静かな音楽で心が染まっているときは
どうでしょう?
色調によって
音によって
感じる印象が変わることは
誰にでもありますね
そうしてみると
未来であれ
過去であれ
心の状態が
時々で変わるのに合わせて
その視点や視野も
「自然と変わってくる」のは
誰に起きても不思議ではありません
生きていれば
いい思い出も
そうではない思い出もあります
あるいは
思い出すことさえないような
ささいなこともあります
時が経ちますと
自分の在り方や感じ方
生き方そのものが変わり
その結果
かつては「よし」としていたことと
真逆の価値観になっていることだってあるでしょう
それもまた人生のおもしろいところです
かつてのわたしは
こうしないといけない
こうするものだ
という固定観念でいっぱいでした
なんの疑問もなく
そういう生き方をしていました
その結果
いつの間にか息苦しくてなっていたんですね
なんとなく信じていた
こうするものだ
こうあるべきだ
という生き方をしているのに
なぜか苦しくて悩んでいました
どうすればその悩みが解決できるのかも
よくわかりませんでした
ただ一つわかったのは
「この生き方を続けるなんて耐えられない」ということだけでした
最もつらかったのは
「両親や家族がどう思うだろう」
ということ
両親や家族の期待に応えられない自分を
否定されるのが怖くて
悲しくて
つらかったんですね
でも
実際にやめてみれば
その先はあれよあれよと
どんどん元の道から離れるにつれて
息苦しさも無くなっていったのです
なんだ
こんなふうにも生きられるんじゃない
ポカンとしてましたよね 笑
今思えば
無理にでも型に沿うようにしていたつもりでも
十二分にはみ出し者だったんですが
実際すっかりはみ出してみると
型がないのですから
ほんとうに肩も凝らなくなったんです
片頭痛もなくなりました
寝不足も
寝不足がいちばん堪えていたんだと思います
あのころは
まったく余裕がありませんでした
そしていつも
だれかになんとかしてほしいと
他力本願でいたんです
自分の望む生き方を
自分で切り開けるなんて
考えたこともありませんでした
かつての私にとって
人生とは
わたしの希望や選択の余地なく
一方的に降ってくるものだと思っていたんですね
今は違います
少々うまくいかないことがあったとしても
人生はチャレンジすること
自分で望む在り方に向かって進んでいくのが
わたしにとって当たり前になりました
それは大きく目立つチャレンジではなくても
日常の中でのちょっとした選択が
チャレンジそのものなんだと思うんです
食生活や
睡眠リズム
身に着ける色や
聞く音楽
本当にちょっとしたことです
本当に好き
本当に心地いい
本当に落ち着く
そういう基準で
場合によっては
できるかな 無理かなと
思うことも含めて
それでも実際にやってみれば
たいていなんとかなりました
そうして今の自分が
少しずつでも
自分がこうしたいと
うれしくなる方向に変わることで
過去のわたしにも
未来のわたしにも
瞬間ごとに
ハラハラと何かが舞っていくような気がするんですね
今の私の人生を見ても
ほとんどの人はポカンとしてしまうでしょう
すごく目立つのでも
すごく立派なのでもありません
それでも
そういう生き方あり方をするために
わたしはわたしなりのチャレンジが必要でした
ほんとうに小さなチャレンジでも
重ねることで
流されるようにして
他力本願でいたころとは
きっと全く違った道のりを歩んでいる気がします
今日のこの記事が
何か一つでもお役に立てれば幸いです
必要な方の元に届きますように