飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

きっと違うと知っていても 話し合うことで開かれる道がある

みなさん

いかがお過ごしですか?

 

つい先日起きた地震など

心が揺れている方もいらっしゃるかと思います

 

謹んでお見舞い申し上げます

 

そして

現地で復旧に向けて

動いてくださるみなさんに

心からお礼申し上げます

 

どうか少しでもよい状態が

一つでも多くありますように

 

このように

時として起こる大きな出来事に

みんなで一斉に襟を正すキッカケになることがあります

 

一方で

大きなことだけではなく

自分の身近でも

ささいなこととして起こることもあります

 

家族や身近な人との関係の中にある

「あ、ここがちょっと」

と日頃から感じているモヤモアやピリピリポイント

 

そういう箇所に気づいたとき

二通りの道があります

 

一つは

自ら進んでそこへ分け入る道

 

もう一つは

そっと静観して様子見する道

 

これは

「どちらが正解」ということはありませんね

 

その時その時で

変わってくるものですし

どちらに進むにせよ

それを選んだのは自分

ということになります

 

ただ

時として

「どうあってもこちらに流れてしまう時」

というのもあります

 

今はどうも

「どうあっても分け入る」ほうが

いいような感じがしています

 

というのは

「ガス抜きが必要なタイミング」のようなんです

 

大変ビロウな話で恐縮ですが

どうにもお腹が痛い時

どうであれ

下から出た途端

ウソみたいにすっかり楽になったこと

ありませんか?

 

ここで他の人に

代わりにトイレに行ってもらっても

なんの意味もありませんね

 

自分の体である」ことが大切で

それ以外では解決しません

 

今のタイミングに必要なことも

これと似ているようなんです

 

自分から動く

 

なんでもいいんです

 

なんでもいいんですが

本音と関わることに絡めた行動が

カギになるようです

 

たとえば

「本当はずっとモヤモヤしてた」

ということがあるなら

せめて今日だけ

それを止めてみてはどうでしょうか?

 

ずっと気づかないふりをしていた

「身近な人とのピリピリの理由」に

思い当たるなら

ダメもとで話し合ってみてはどうでしょう?

 

そうすると

たしかに恐れていたような

ピリピリマックスな空気に一瞬はなるでしょう

 

ところが

おもしろいもので

ピリピリの相手・身近な人からすると

ずっと逃げ回っていた相手が

腹を決めてこちらに立ち向かってきただけで

「何かが変わる」ことがあります

 

つまり

逃げていた原因でもある

まだ決まっていない最終回答(形)や

あいまいなままの現状でも

何も言わないより

言葉足らずなりの現状報告

自分の行きたい方向を伝えるだけでも

違ってくるようなんです

 

ここで大切なことは

それぞれの方向性を

お互いに知ること」です

 

方向は一致しなくていい

その場では何も解決できなくていい

ということ

 

つまり

結果として

行動が伴っていない段階での宣言だけでもいい

ということです

 

相手を変えよう・納得させようと

がんばらなくていいもいいんです

 

「別々だろうし 別々でいい」

という覚悟だけあればいいんです

 

触れることから逃げていたことに

自分から進んで取り上げてきた

という事実が重要

その事実によって

結果に寄らず

「お互いの中で溜まっていたガス」が

スーッと自然に抜けて

緊張状態が解消されるでしょう

 

言われてみれば

そういうこと

ありましたよね

 

向き合いたいのに

向き合ってくれない

 

そのことの方が

結果よりもずっと負荷になること

 

今に至るまでの

充実や温かさに感じる愛おしさや

安心や安全への感謝

 

けれど

それにこだわることで

自分の成長を

自分で拒んでいるかもしれない

という視点を持つと

自分で自分の日々を

また違った思いで見つめることができるかもしれません

 

子どもだったころは

放っておいても

一年生は二年生に

三年生は次の学校や場に

無理にも押し出されることで

環境も一緒にガラっと変わったものです

 

望まなくても

環境の新陳代謝が起きていました

 

そのペースに

合うことも

合わないこともありましたね

 

わたしは子どもだったころ

「やっと馴染めた!」

と思ったら三学期というタイプでした

 

それでも

乗り越えてきましたね

 

そういう流れを卒業した

おとなと言われる年齢になると

自分から環境を変えるような

大きな新陳代謝を起こすことが

必要な時があります

 

今は

「そろそろだよ~」

と世界にチャイムが鳴り響いているのかもしれません

 

何か一つでも

お役に立てば幸いです

 

それでは

ここまで読んで下さったあなたに

 

ありがとう!

 

健やかな日でありますように