飛ぶ鹿

内側に目を向けて育てることで外側の行動も変わります。小さな一歩を積みかさねて。

行きたい場所へ行くために 身近な出来事と宇宙兄弟の「三次元アリ」

みなさん

いかがお過ごしですか?

 

先日のこと

家の中側の網戸に

ミツバチくらいの虫が

止まっていました

 

外に出してやると

今度は「外から中に」入ろうとしているのか

ガラス戸につかまっています

 

風が強いせいかなと

しばらく見ていました

 

いつまでも止まっていました

 

よく見ると

幼い虫のようです

 

どうしても

「あっちへ行きたい」んだなと

ふと思いました

 

とはいえ

「じゃあ、どうぞ」という訳にもいきません 笑

 

そこで自宅にあったビニール袋にいれて

我が家の向こう側にある

近所の畑の脇で

口を開けて出してやりました

 

次の日

 

今度は別の場所で

ガラス戸に虫が止まっていました

 

これもどうしても

「向こう側へ行きたい」ようでした

 

そこはガラス戸で

行けるわけがありません

 

ということを

「人であるわたし」はわかります

 

虫にはそれが

よくわからないようでした

 

なんとなくですが

「見えるからいける!」という感じで

「向こうへ行こう」と

ひたすら体当たりし続けていました

 

少し離れたところは

吹きさらしなので

「グルっと回ればいけるよ」

「そっちじゃないよ」

とわたしは声を掛けました

(※わたしは生きものに

声を掛ける習性があります)

 

きっとそこからこの虫は

入ってきたに違いありません

 

来た道に戻れば出ていけます

 

それに虫は

気づいていないようでした

 

何度も体当たりして

くたびれたのか

ついには窓枠の下のところでじっとしていました

 

この一連の出来事は

ほんの数十秒ですが

なんとなく示唆に富んだ出来事に感じました

 

「だって見えるもん!あっち行きたい!」

 

そう思うこと

ありますよね

 

特にやりたいことができた時

誰もが最短でそこへたどり着きたい!

と感じるのではないでしょうか?

 

そして

実際そこへは行けるのです

 

ただ

それはもしかしたら

直進では無理なことなのかもしれません

 

「ちょっとだけ回れば」

いくらでもそこへ行けるのかもしれません

 

ときには

それが「どうしても見えなくて」

あるいは

最短距離で進むことにこだわってしまって

ただもうひたすら体当たりしてしまう

 

終いにはくたびれて

クタっと倒れ込む

 

「そりゃ無理でしょ、ガラスあるんだから」

と誰かは思っているかもしれません

 

それを伝えようと

何度も声を掛けてくれたかもしれません

 

グルっと回るだけでいい

 

直進ではなく

左右前後上下を見て

空いている場所を見つければ

結局はそっちへ進んでいる

 

大人気のマンガ

宇宙兄弟』に出てくる「3次元アリ」の話を

思い出しました

 

※読んだことのない方は

よろしければ是非

koyamachuya.com

 

遠回りにしか見えない道でしか

得られないものがあります

 

そこで得た時間があったからこそ

わかるようになったことが

必ずあります

 

と 若かったころのわたしに

伝えたいなぁと思いました

 

 

みなさんは

どう思いますか?

 

ここまで読んでくださったあなたに

ありがとう!