四月に入りました
時々刻々と変わりゆく流れの中で
桜吹雪を見ました
チラチラと雪が舞うように
真っ青な空に
ヒラヒラと舞い散る花びら
その視線を枝先に転じてみれば
新しい黄緑の葉が
あちこちに顔をのぞかせています
そうして桜を見ていると
自分の中に静けさが広がり
周囲の景色が
急に鮮やかにハッキリとして
あれもこれも
気がつくようになります
桜だけではなく
たんぽぽや
れんげ
すみれや
名も知らぬ野の花
緑の若草や
木々の芽
そこを飛び交う
鳥や虫たち
あちこちに
いろんな花や
生き物が
いるものですね
たとえ一本だけでも
桜が咲いていると
ハッとさせられます
流れていく車窓からでも
その淡いピンク色に
急に焦点が合う!
という感じで
毎年面白いものだなと
感じています
そっと咲いている桜や
町中の花は
外界に拘らず
その瞬間瞬間を
楽しんで
自分らしく生きているように見えました
気張ったり
無理をしたり
出し惜しみしたりせず
ただ流れに沿うて
今を生きているのだと感じました
そうして
花は散りながら
葉を芽吹かせる姿は
ひとつの命の
大きな生命の流れを
目で見るようでした
もう少しすれば
新緑の季節
新緑の風が吹きます
桜は
蕾が膨らみ
ほころんで
そっと花を開き
みなで咲き誇り
ひとひらずつ散り
同じ時に
葉を芽吹かせ
それぞれの葉が
呼び合うようにして茂り
その葉も
一枚ずつ枯れ
枝だけが残り
冬を迎え
寒さの中で
春をじっと待ち
あたらしい春が来ると
また一斉に蕾を膨らませる
春に咲く花の
あの勢いに
わたしは毎年
魅せられています
春が来たのだと
宣言するような
あの花に
なんとなく
励まされています
置かれた場所で
今日という
一瞬を味わう
置かれた場所で
今という
一瞬を生きる
そうすることで
次の新しい芽吹きに
出会うことができるのだなと
思いました
何気ない生活の中で
季節の訪れを感じる
花や草の
大地の芽吹きを感じる
風が運ぶ
土の匂いを感じる
そうして
自然に触れると
本当に心も体も
軽くなったように感じます
今という時期に
桜やいろんな花が
咲いていてくれていたのは
とても励みになり
癒されました
家でも
できることはあります
たとえば
家の窓を
積極的に開けてみる
風がとおるだけで
不思議と何かが
サッパリと
流れていくような気がします
寝具のシーツ類や
カバー類をこまめに洗ってみる
買い物へ行くときは
少しだけ日向ぼっこしてみる太
早起きが得意な方は
早朝の朝陽を
しっかり浴びると
目もしっかり冴えて
スッキリしますよ!
なにより
しっかりお日様を浴びると
夜の寝つきも
グッとよくなります
それから
買い出し先で
少しだけ人気を避けて
広いところで
深呼吸してみる
深呼吸って
やってみると
自分が思うより
「深く吸えない」
「深く吐けない」ことに
わたしはビックリしました
子どもだったころは
いつでも呼吸は深くて
もっと楽に吸えていたのに
きっと知らず知らずのうちに
体のあちこちが
硬くなっているんでしょうね
こういう気づきも
やってみて初めてわかる
「わたしの発見」ですね
夜は
湯舟に浸かった時
体中を
そっと優しく
手で撫でてみる
寝る前の
テレビやスマホを
30分だけ早く止めて
寝てみる
せわしない情報から
少し距離をとることで
落ち着いて横になれば
これも寝つきがよくなります
不思議なもので
「まずは自分から」
静かに「何かを始める」と
周りもなんとなく同調して
落ち着きを取り戻したりします
今こそ
自然の力
自然の流れを感じつつ
自分を大切に
周りを大切にするキッカケにしてみる
という手も
なくはないと思います